保健師のめぐみです。
今日、お読みくださるご縁に感謝します。
「本当に大切なら、
どんな病気があってもその人を愛しむことができるんだ」
12月に公開の映画「8年越しの花嫁」のモデルとなったある夫婦の
本当の闘病の様子の動画を見終わったとき、
「本当に愛しい相手のためなら8年も待っていられる」
という愛情のすごさを教わりました。
卵巣奇形腫からくる脳炎で意識が戻らず寝たままの中原麻衣さんを
毎日毎日病室まで通い、
「もう一度あの笑顔を見たい」と
麻衣さんの目覚めをあきらめなかった西澤尚志(ひさし)さんの姿の一途な姿は
もう言葉では言い表せない胸にせまるものがありました。
卵巣や子宮の婦人科の病気があると、
「自分は病気があるし…」
と、自信をなくなってしまいますし、
「こんな自分をずっと好きでいてもらえないかも…」
という不安が襲ってきます。
でも、西澤尚志さんがひたすらに中原麻衣さんを愛しみ、
彼女の笑顔を見られることを信じて、
意識のない麻衣さんに話しかけている姿や、
意識を取り戻した麻衣さんが西澤のことを覚えていないのに、
麻衣さんの体が少しでも回復するようにと過酷なリハビリに寄り添う姿を見ていると、
「ああ、本当に相手のことが大切なら
病気があるとかないとか関係ないんだ…
尚志さんは、きっと麻衣さんが愛しくてそばにいたいからいるんだ」
と、思いました。
あなたのそばにいてくれる人も、
あなたがたとえ病気になったとしても、
あなたが好きだからそばにいてくれる人です。
病気になってしまうとつらくて笑えない日だってあるでしょう。
病気じゃなくてもつらい症状があればとても笑うことができません。
でも、あなたが好きでそばにいてくれる人のために、
不器用でもいい、
ときには笑ってあげてほしいなと思いました。
8年越しの花嫁 奇跡の実話の動画
↓
https://youtu.be/nKCw0aT0nGI
さて、今回は、
卵巣のう腫の種類の1つである「皮様のう腫」の手術をしたのに、
その後も生理痛がひどくて生理の量が多くて悩んでいる
30代後半のMさんにお返事をした
痛みの治療の名医で東大病院にもいたこがある河手眞理子先生が話している
「不安な気持ちでいると痛みがひどくなりやすけど、
”うれしい””希望がある”状態だと、
人がもともと持っている痛みをやわげるシステムがはたらいて
痛みが楽になりやすい」
という話をお伝えします。

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あなたは痛みがあると、不安な気持ちが大きくなりますか?
Mさんからのメッセージ
↓
〜〜〜ここから〜〜〜
『おはようございます。いつもブログ拝見させてもらっています。
今年の●月に右卵巣嚢腫(皮様嚢腫)で手術をしました。
若い頃から生理は重かったのですが、術後更に重くなってきました。
痛みもですが、とにかく量が多く、クラクラ具合が悪くなったりします。
始まり方も変わって、
少量の出血のあと一度止まり、1日あけて普通の量の生理になります。
めぐみさんの体操をしたり、食生活の改善、毎日の足湯、
月何回かのよもぎ蒸しもしています。
なかなか改善しないことに悲しくなってきました。
寝ている時の排血もひどいです。
少しでも楽になるために何か出来ることはあるでしょうか?
自分の努力で治るならなんでもしたいです!
よろしくお願いします。
3●歳、子供二人。
8月の生理は7/●ー6日間。
8月は8/●〜今現在生理中です。
〜〜〜ここまで〜〜〜
卵巣のう腫の手術をしたのに、
その後も生理痛がひどくて生理の量も多いのなら、
「手術したのになんで…!!」
という気持ちにもなるのではないかなと思いました。
それでも、
「めぐみさんの体操をしたり、食生活の改善、毎日の足湯、
月何回かのよもぎ蒸しもしています。」
と、子育てもあるにもかかわらず
自分でできることをやっている努力がすごいなと思います。
私がお伝えしている体操メニューをやってださっているのは
うれしいです。
ありがとうございます。
卵巣のう腫を手術をしたのに生理痛がひどく
生理の量が多くなっていることについては、
生理のお悩みブログでもお伝えしているので
生理の量が多いことと合わせて
生理のお悩みブログの記事を読んでいただくとして、
↓
https://ameblo.jp/kenkostylist/entry-12310423179.html
生理痛がひどいことについて
痛みの治療の名医で東大病院にもいたこがある河手眞理子先生が話している
「不安な気持ちでいると痛みがひどくなりやすけど、
”うれしい””希望がある”状態だと、
人がもともと持っている痛みをやわげるシステムがはたらいて
痛みが楽になりやすい」
ということをお伝えします。
これだけ自分でできるケアをやっていらっしゃると、
それなりには症状が楽になる女性もいます。
それでも手術後なのに生理痛がひどい場合、
子宮内膜症からくるチョコレートのう胞だと
子宮内膜症は手術で治らないので生理痛がまたぶりかえすのはよくあることですが、
(私がそうでした)
Mさんは皮様のう腫というタイプなので、
子宮内膜症があるのとはちょっとちがうはずですから、
もしかしたら
【痛みに過敏になっていて生理痛がひどくなっている】
というパターンもあるかなと思いました。
痛みの治療の専門医・河手先生のお話によれば、
痛みに対する気持ちも不安が強かったり、
痛みのことを気にしすぎていると
痛みは悪化することがわかっているそうです。
「そう言われても、
”痛みが起きたらどうしよう…”
とかこわくなるし、不安だよ…」
と、
卵巣の手術後しばらくしてから生理痛がぶり返した私は思ってしまいます。
「痛みを気にしすぎないようにとか言われても気にしちゃうし…」
と、思いませんか?
でも、医学的には、
痛みに対する気持ちも不安が強かったり、
痛みのことを気にしすぎていると
人がもともと持っている痛みをやわらげる
下行性疼痛抑制というシステムがはたらきづらくなり、
痛みが強くなりやすいことがわかっているそうです。
また、
「痛むのがこわい…」という気持ちは体を緊張させるため、
体が緊張して自律神経の交感神経が暴走してしまうと、
血液の流れが悪くなり痛みがひどくなるのだそうです。
「痛みを気にしすぎたり、不安な気持ちでいるのってよくないんだ…」
と、私もちょっとお勉強になったのですが、
「そうは言っても、じゃあどうすればいいの?」
という気分でした。
痛みの治療の専門医・河手先生は、
「”うれしい””希望がある状態”という心理状態だと、
人がもともと持っている痛みをやわらげる
下行性疼痛抑制というシステムがはたらきやすくなることがわかっているので、
痛みもやわらぎやすい」
と話しています。
「へ〜、そうなんだ…
それならちょっとやってみようかな…」
と、ちょっと興味をそそられました。
私は子宮内膜症と開腹手術の癒着があり、
癒着の痛みが生理の3日目あたりから出ることがあって、
痛み止めの薬も効きませんし、
夜も眠れないくらい痛むので、
「またあの痛みが起きたらどうしよう…」と不安になっていた時期がありました。
癒着の痛みは冷えると悪化するのでストレッチをするようになって
だいぶ楽にはなったのですが、たまに痛みが出て眠れない日が1週間も続くと
「痛みが消えてぐっすり眠りたい…」
と泣いてしまうくらいつらかったのです。
そこで、
「こうなったらうれしいな〜」と希望がある状態でいると
痛みをやわげる【脳から伝わって痛みをおさえる下行性疼痛抑制】のシステムがはたらきやすくなるということで、
「生理がきても痛みが出ないで気持ちよく過ごせたらうれしいな〜」
と思う時間を毎日作りました。
時間を作るといっても1分もかからないですし、
やってみるとハッピーな気分になれるので続けられました。
「こうなったらうれしいな〜」と思うのを続けたところ、
ストレッチをしていてもたま〜に起きていた癒着の痛みが起きなくなったのです!
「あの痛みが起きないでふつうに眠れるってうれしい!!」
と、大感激でした。
それ以来、
毎日「生理がきても痛みが出ないで気持ちよく過ごせたらうれしいな〜」と
ハッピーな気持ちになる時間を作るのを続けていて、
ずっと癒着の痛みが出ないので本当にうれしいです。
「ふだんの自分の気持ちを変えるのも痛みが楽になって人生も変わるんだ!」
と、しみじみ思いました。
あなたが悩んでいる痛みもふだんのケアで変えることはできます。
「こうなったらうれしいな〜」
という希望がある状態は痛みをやわらげ
あなたの人生を変えてくれるのです。
意識が戻っても恋人だった尚志さんのこと忘れてしまい、
脳炎の影響で寝たきり状態だった麻衣さんのことをあきらめず、
「麻衣さんが笑うことができるくらい変わることはできる」
と、ひたすら一途に信じ、愛しんで寄り添ってきた尚志さん。
そんな尚志さんに支えられ、動かない体と闘いながら過酷なリハビリに耐えた麻衣さん。
寝たきり状態で体が動かなかった麻衣さんは
車椅子に座り、ウェディングドレスを着ることができるまでに回復しました。
脳炎で意識障害が起きてしまうと、寝たきり状態から回復するのは針の穴くらいの小さな希望です。
それが、車椅子に乗れるまで回復し、8年越しに二人は結婚式を挙げることができました。
「・・・・・・感動して、前が見えない・・・」
たった5分間の動画でしたが、
麻衣さんの体が変わり奇跡が起きた笑顔の表情にはうるうるが止まりませんでした。
あなたの体も変わることはできます!
「こうなったらうれしいな〜」
という希望がある状態は痛みをやわらげ
あなたの人生を変えてくれます。
あの悩ましい症状が楽になって笑顔で過ごせたらうれしくありませんか?
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追伸
「生理前や排卵のときに頭痛が起きてつらい!!」
というときの自分でできるケアを連載で取り上げました。
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■編集後記
「あなたのお子さんは、脳に障害が残って知的障害がでてしまうと思います」
私が生まれてわずか9か月で転んで頭を打ってしまったとき、
水頭症と診断されたそうです。
水頭症は、脳が浮かんでいる脳脊髄液という液が過剰に増えてしまい、
脳を圧迫してしまうため、
脳に障害が起きやすく、
命が助からないこともありますし、
命が助かっても、脳に障害が起きて知的障害が起きやすいのです。
なんとか手術を終えて命が助かったところに、
医師に「知的障害が出ると思います」と言われた母はショックで言葉が出なかったそうです。
話を聞いている私も「……」と絶句してしまいました。
それがなぜか。
私には知的障害が残らず、看護師や保健師などの国家資格がとれるぐらいの学力がありました。
私の水頭症の治療に当たった医師が今の私を見たら
たぶん「信じられない…」ぐらいには思っただろうと思います。
私の看護師の知識から考えても
「水頭症になって、手術をしてもまた頭部から出血して危険な状態だったのに、
障害が残らずふつうの学力があるとか信じられない…
奇跡のようだわ…」
という感じです。
「医学では説明がつかない奇跡が起こることがある」
と、医師たちもよくいいますが、
本当に奇跡が起きることがあります。
奇跡が起きて命が助かり、
障害も残らずに育ち、
資格もとることもできたのですから、
子宮内膜症や卵巣のチョコレートのう胞になっても、
子宮筋腫になっても、
私が生かされていることはすごいことなんだと思います。
せっかく生かされた命ですから、
自分自身が自分を慈しむことを忘れすに、
「病気のためだから」とガマンばかりせずに
楽しい毎日を送れるように過ごしたいなと思いました。
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